履歴書はすべての項目をしっかりと見栄え良く埋めていくことが大切な書類です。
このページでは、「JIS規格」「厚労省様式」だけでなく、「経歴を強調できる」「志望動機を強調できる」「スキル・強みを強調できる」履歴書のテンプレートをご用意。
ファイル形式(Word・Excel・PDF形式)やサイズ(A4・A5)ごとに、さまざまなパタ―ンをそろえています。
自分が書きたいこと、アピールしたいことに適したフォーマットを選んで履歴書を作成しましょう。
■目次■
ニーズ別 履歴書テンプレートをダウンロード
▼JIS規格の履歴書テンプレート
JIS規格の標準的な履歴書のテンプレートです。学歴・職歴、資格・免許、志望動機、スキルや強みをバランス良く記入することができます。ごく一般的なテンプレートなので、どれを使えばいいか迷ったら、このテンプレートを選択するといいでしょう。
▼厚生労働省の履歴書テンプレート
2021年4月から厚生労働省が推奨している履歴書のテンプレートです。2020年7月にJIS規格の様式例から履歴書が削除されました。その後、厚生労働省では応募者に広く門戸を開き、本人のもつ適性・能力を基準とした公正な採用選考を推進する観点から、新たな履歴書テンプレートを作成しました。主な特徴は下記の通りです。
1.「性別」の記載は任意です
2.「通勤時間」「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の4項目は設けていません
▼職歴欄が多い履歴書テンプレート
学歴・職歴欄のスペースが大きな履歴書のテンプレートです。職歴欄に自分が従事してきた仕事の内容を詳しく記入したいときに便利です。前職、現職での異動が多かった人や、転職歴が多い人にも向いています。
履歴書テンプレートの使い方
履歴書テンプレートは、Word形式、Excel形式のものと、PDF形式のものでは使い方が異なります。パソコンの操作が苦手な人もいるでしょう。続いては各形式のテンプレートの使い方を詳しく解説します。
Word形式、Excel形式の履歴書テンプレートの使い方
Word形式、Excel形式の履歴書テンプレートは、各項目をそれぞれのソフトで入力したあとに、PDF形式に変換して印刷するかメールに添付して送付します。上手に履歴書を作る手順をチェックしましょう。
※Windows 10、Excel 2016の環境で解説を行っています。他のOS、バージョンでは操作が異なる場合、PDF形式への変換ができない場合があるのでご注意ください。
▼STEP1 履歴書の項目をすべて入力する
まずは、履歴書の各項目を埋めていきます。記入ルールに沿っているか、記入した内容は整理され、読みやすいものか、誤字脱字はないかをしっかりと確認しながら、慎重に入力していきましょう。
▼STEP2 入力した内容の見栄えを整える
ダウンロードできるテンプレートには、一般的なフォントのサイズが設定されています。項目や入力した文字数によっては、フォントのサイズを変更したほうが見栄えが良い場合があります。適宜、整えていきましょう。
①ふりがなが漢字の真上になるように調整
②名前の欄が大きい場合はスペースに合わせてフォントサイズを上げる
③現住所と連絡先が同じ場合は、同上と書く
▼STEP3 入力済みの履歴書を名前を付けて保存する
各項目の入力と見栄えの調整が終わったら、入力済みの履歴書を名前を付けて保存します。学歴・職歴や免許・資格はどの会社に応募するときも使えるもの。志望動機などを変更することで、ほかの会社に応募するときにも使える、自分用のテンプレートとして再利用ができるようになります。
▼STEP4 入力済みの履歴書ファイルをPDFに変換する
PDF形式は、印刷が容易で、第三者による改変や文字化けの心配がないという、履歴書をメールで送る際には最適な形式です。また、ほとんどのコンビニエンスストアでの印刷にも対応しています。完成した履歴書のファイルはPDF形式に変更しておきましょう。
PDF形式の履歴書テンプレートの使い方
PDF形式の履歴書テンプレートは、コンビニエンスストアなどで印刷したあとに、手書きで各項目を記入するためのものです。ダウンロードしたテンプレートの用紙サイズに合わせて印刷を行い、ていねいに記入していきましょう。
▼印刷した履歴書テンプレートに手書きで記入する
テンプレートを印刷したら、記入ルールに沿っているか、記入した内容は整理され、読みやすいものか、誤字脱字はないかをしっかりと確認しながら、慎重に記入していきましょう。
履歴書の写真についてのQ&A
履歴書の作成にあたって、特に疑問が出やすい写真についての質問をまとめました。しっかり写真を用意して、印象のよい履歴書にしましょう。
Q.履歴書の写真は「なし」でも良い?
A.特別な指定がない限り、履歴書には写真を貼りましょう。
昨今は写真からの印象バイアスを避けるために写真は不要とされるケースも増えてきていますが、企業から写真不要などの特別な指定がない限り写真は貼りましょう。
採用担当者は複数の候補者の面接を担当します。履歴書の写真は、あとから見返したときに、一人一人の印象を思い出すうえでも必要な資料です。
写真がないと、採用担当者から「志望度が低いのでは?」という印象をもたれてしまう可能性があるので、必ず貼るようにしましょう。
Q.PCで作った履歴書なら写真「なし」でも良い?
A.PCで作った履歴書の場合も写真は必要です。
写真スタジオや写真館、スピード写真機でも、撮影すると現物とあわせて画像データをもらえます。撮影した画像データをPCに取り込み、貼り付けましょう。
Q.履歴書の写真を用意する時間がない場合はどうするべき?
A.スピード写真機であれば、手軽に撮影可能
忙しくてスタジオや写真館へ行く時間が取れない方は、スピード写真機を利用しましょう。スピード写真機であれば、自分のタイミングで撮影可能なので、忙しい方にもおすすめです。
また、最終手段として自撮り写真という選択肢もありますが、暗い印象に写る、頭や肩の位置がずれるなど失敗のリスクも高いので、極力避けましょう。